Grüezi mitenand!
私は2024年9月から2025年7月までスイスのチューリッヒ大学で一年間交換留学を行っています。
今回はスイス留学に関する渡航前のリアルを説明しようと思います!
渡航前
渡航前準備は留学生活を順調に送るために必要不可欠です。
今回ここで説明するのは【語学力】【ビザ】【大学手続き】の3つ!
語学力
留学行く前に、私は「自分の語学力は留学で通用するのか?」と不安になりました。
これから留学行く人も同じ事心配しているかもしれません。
参考になるかわかりませんが、今回は私の留学前の語学力(英語とドイツ語)を紹介します!
・英語
私は東京外国語大学へ通っているため、たいていの大学生よりかは英語はできるほうだと思います。持っている英語の資格でいえば、
‐英検準一級
‐TOEIC800点(大学内で受けさせられたやつなので非公式)
したがって左のCEFRでいえばB1~C1ぐらいのレベルをうろうろしてた感じです。
こんだけできれば留学行く必要ないじゃん!と思われるかもしませんが、日本で英語を学んできたため、speaking/listening能力がB1にも及ばないのではないかと疑われるレベルだったと思います。。。
また、これぐらいまたはそれ以上の英語の資格がないとそもそも交換留学には行けない大学が多数だと思います。(私はドイツ語による留学だったため、英語の資格は選抜試験には不要でした。)
全然話せない状況で留学行くのは不安だったため、少しでも話すことに慣れようと、留学行く数か月前からオンライン英会話を始めました!
これは効果的だったと思います。私のように英語の知識はあってもうまく話せないと思っている学生は特に英会話に慣れるべきでしょう。
なぜなら、英語の知識の使い方を知らないからです。
会話することに慣れてしまえば、たくさん持っている英単語量をうまく活用でき、英語の会話力は急速に成長するでしょう。(受験の時にたくさん覚えた意味わからん英単語も後々役に立つんだなあと感心しました。)
留学生の友達と会話するのもいいでしょう。特にSNSで話していたりすると、英語のネットスラングを知ることができます。
・ドイツ語
ドイツ語は英語に比べると知識量は赤ちゃんレベルです。
なぜなら、英語は中学生の時から考えると7~8年ぐらい学んでいるのに対し、ドイツ語は2年半しか学んでいませんでした。
一応持っている資格でいえば GOETEH INSTITUTEのB1試験は合格しました。
GOETEHのHP: https://www.goethe.de/ins/de/de/prf/prf.html
外大の授業では専攻語の授業が週に5回ありました。(1,2年時)
外大の教育方針かどうかはわからないけど、たくさん外国語を話させます。一年生の最初の学期に、ドイツ語の知識もなんもないのに会話の授業があったのは驚きでした。そのため、英語と真逆の状況と言えるでしょう。
会話は何となくできるけど知識量が追いついてない
会話ができればいいかと考えていた私は留学前に特に何もしていませんでした😢
もっと単語帳読んでおけばよかったと思っています!!(2024年12月現在)
また、英語以外の言語となると学習モチベを保つことが大変だと感じます。
(英語だけ話せれば生活できるし、正直ドイツ語を将来使うかわからないから。)
そのような人は留学行く前にもう一度、「なぜこの言語を選んだのか?」を考えてみてください。思い浮かばなかったら、英語圏へ留学することをおすすめします。
僕の場合は
・トリリンガルがかっこいいと思ったから
・尊敬している高校の先生がドイツ語ペラペラだったから
・ビール大好き!オクトーバーフェストをドイツ語で楽しみたい!
本当にこんなしょうもない理由でも大丈夫です。
ずっと学んでればモチベもどんどん向上していきます。
ビザ
なんとスイスで留学する場合入国ビザは必要ありません。
その代わり90日以上滞在する場合、「滞在許可証」Aufenthaltstitelが必要になります。また滞在許可証にもいろいろな種類があります。
・Bewilligung L:短期滞在(1年以内)のための許可
・Bewilligung B:長期滞在(1年以上)のための許可入国してから
・Bewilligung C:5年または10年以上滞在した後に定住するための許可
もちろん自分が取ったのはLのやつです。
次に取得の流れを大まかに説明します!滞在許可証の取得は滞在する州(Kanton)が管轄しています。そのため日本にいるときに移民局に書類を送る必要があります。
【チューリッヒの場合】
①チューリッヒの移民局に問い合わせる
自分で調べてみてもいいですが、移民局に直接メールしてどのような書類が必要か聞く方がいいとおもいます。(移民局のHPは全部ドイツ語なので分かりづらい)
この方のHPを見ればだいたいわかると思います。
余裕で手続きは1か月以上かかると思うので早めにやっといた方がいいです。
必要書類を送ると「滞在許可確約書」なるものが送られてくるらしいです。
正直に言うと、自分はこの日本で行う手続きをわすれてやっておりません!!
そのため、ここらへんの手続きはわからなのです。本当にごめんなさい。
けど、もし忘れてしまっても私のように取得は可能なので心配な方はやっておくと安心です。
私は大丈夫でしたが、滞在許可確約書をとらなかった方に、搭乗手続き前にスイスに3か月以内に離国する証明のためにシェンゲン協定外行きのチケットを買わされた方もいました。
②チューリッヒに到着後、区役所(Kreisbüro)に行き住民登録する。
私はここからやりました。住民登録は入国してから二週間以内にしないといけないのでなるべく早く区役所の予約を取りましょう。
必要なものは
・入学許可証
・賃貸契約書
・パスポート
ぐらいだった気がします。自分の目で確認したほうが速いかもです。
③移民局で生体情報を登録
住民登録した後に、許可証の写真撮影のための日時を指定されるので、その日に移民局に行って写真を撮り、サインを書きます。
その後、郵送で滞在許可証が送られてきます!完了!
このように本当にめんどくさかったです。。。
また、今紹介したのはあくまでも自分の例です。海外に行けば予想外の出来事なんて余裕で起きるのでその覚悟はしておいてください。
大学手続き
次は大学手続きについてです。今回は交換留学の例なので私費で留学行かれる方は参考にはならないかもです。
~2023年夏~
2024年交換留学に向けて学内専攻が始まりました。
前のブログでも話した通り、私の第一志望はウィーン大学であったため、1,2か月ぐらい前からウィーン大学の情報を集め、志望理由を考えていきました。
その時に意識するべきことは
【その大学でしかできないことは何か】
を意識するといいのではないでしょうか。
「自分の専門分野がこの大学だと強い」とか「この大学の環境設備が整っている」とかです。私はこれを徹底的にできたなかった気がします。
「あなたが言っていることはチューリッヒ大学でもできるよ」と言われました。
正直語学力も必要だけど、その大学に対する熱意が必要だと思います。
~2023年冬~
派遣先大学が決まると、次はその大学の入学許可を得る必要があります。
この時期に大学の担当教員からノミネーション(推薦)を派遣先大学にしてもらい、出願手続き書類が送られてきます。
それに従って書類を書いて提出したら完了です。
それなりに簡単でしたが、志望理由や履歴書をドイツ語で書かされたのでそこだけはちょっと大変でした。
交換留学だから大学が手続きを全部やってくれるのかと思ってたら、ほとんど自分でやった記憶があります。。。
出願締め切りや要項などをしっかり確認しときましょう。
~2024年夏まで~
ここまできたら留学まであとちょっと!
航空券買ったり、ビザの申請したり、勉強したりなど沢山準備することで留学に対する不安要素をすこしでも消していきましょう。
注意
・夏に留学行く人は航空券がとんでもなく高くなるのでなるべく早めに取りましょう
・ビザ取れなくて留学諦める人もいたのでビザ申請だけは早めに!
・しばらく会えなくなる日本の友達と思いっきり遊んどけ!!!
長くなりましたが、以上が留学までの準備でした!
難しい話ばっかりになっちゃってごめんなさい!でも留学行くにはこれくらいの大変な作業が待ち受けています。
「なんとなく」の気持ちで留学行けるほど甘くはないです。けれど大変なことがある分楽しいこともあるのが留学です。ぜひ留学目指している人は頑張ってください!
次回は「スイスチューリッヒの生活費」がテーマです!
ではまた!Schöne!
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